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公園に行ってみれば、彼女はブランコに1人俯いて座りゆらゆらと揺れていた。
月光に照らされた黒髪は仕事のストレスのせいか以前より傷んでるように見えた。
「や、お疲れ様」
僕が声を掛けると彼女はスっとこちらを見上げる。
「あぁ、お疲れ様。ごめんね、こんな時間に会いたいだなんて」
いつになく弱気な彼女。声もどこか弱々しかった。
「大丈夫。仕事も終わらせてるし、特に用事もなかったから」
そう言って彼女隣のブランコに腰掛ける。
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