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その日を境に彼女に会えなくなり、数日後彼女のご両親から彼女が自殺したことを聞いた。
遺書には職場でのことや生活してる上でのストレスによって自殺する旨が書かれていたそうだ。
自殺したのは僕と会った夜のすぐ後だったようだ。
僕は深夜1時にふとあの日の公園に来て、ブランコに座りゆらゆらと揺れる。
僕は真夜中にも関わらず煌々と公園を照らす月を見上げる。
「君と見たあの日の月より綺麗な月はもう訪れないよ……」
あの日から僕の見る月には厚い雲がかかっている。
今宵の月にも──
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