第1章

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「裕貴~!また外見てんのか~? いつも何見てんの?」 「いや…別に何ってわけじゃなくて ただボーッとしてただけ…」 「ふ~ん。お前ボーッとしすぎだろう。 どんだけマイペースなの! 何も無いなら帰ろうぜ」 「あぁ…」 話かけてきたのは同じクラスの 金井慎二俺より15センチも高い 183センチの長身で いつも見上げなければいけなくて 168センチの俺が小さく見えて 嫌なんだが… 性格は人懐っこい スポーツマン バスケ部のエース様だ 「今日部活は良かったの?」 「ん~?今日は体育館使えなくてさ~ 自主練なの」 「いや…自主練してないじゃん 何帰ってんの?」 「いやいやたまにはいいじゃん! たまには裕貴と帰りたいし!」 「…ふ~ん」 「反応薄!」
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