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三井さんはすぐにスマホを取り出し、お父さんに電話をかけ、事情を簡単に説明をすると、スマホを救急隊員に渡した。
救急隊員は少しの間、三井さんのお父さんと話した後、三井さんにスマホを返した。
「あなたを疑ってすみませんでした。 お祓いをよろしくお願いします」
「他人が現場にいれば疑われるのは当然だと思います。 わかって頂けて良かったです」
三井さんは笑顔で答えた。
「受け入れ先が決まりました。 今から出発します」
別の救急隊員が、私達に声をかけてきた。
「あの、私も杏奈ちゃんと一緒に乗らせて下さい」
「わかりました。 ではどうぞ」
「ありがとうございます」
頭を下げ、杏奈ちゃんと一緒に救急車に乗り込んだ。
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