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三井さんは喫茶店で話していた時と違う人の様に大人びて見える。
「わかりました。 今すぐに希子ちゃんのお母さんを呼びます。
それに、ポポちゃんのぬいぐるみを作ります。
お兄さん、2時間くらい時間をくれますか?」
「はい、今から浮遊霊だけ祓っておきます。希子ちゃんとゆっくりお別れをして下さい。 彼女とお昼を食べてから、また伺わせて頂きますね」
「本当にありがとうございますお兄さんに出会わなかったら、希子ちゃんは成仏出来ずにずっとつらい思いをしていたのかと思うと……
お兄さんのおかげ……」
「いえいえ、きっと希子ちゃんが僕をここに呼んだんだと思います。
では、浮遊霊を祓います」
三井さんはそういうと、また交差点の時の様に、ブツブツと唱えだした。
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