就職初年度春の事…思っていたよりも?

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この時、18歳の私 思い出すことすらしなかった 七年前の事…… 思い出すも何も… 楽しくて、厳しすぎて、 でも…楽し過ぎて… 小五の少女…だったけど… 今の私よりほんの少しだけ 小さくてでも中学生に見られて 道着と袴着ていると…髪もショートカット そのせいもあるけど中一の男子に間違えられた そんな時に出会った憧れの剣士… その名は…「乾 祐也」 当時の高校剣道トップクラス 地元のK高等学校そこから出た英雄 最後は二度目のインハイ準優勝で引退 しかし…セレクション兼ねたこの 晩夏合宿に参加して 新部長達をサポートしていた 想像していたより面白い兄ちゃんで 他の人達よりも大人で 隠れ不良(隠れタバコと酒していた)で 親父に頼まれたからと宿題のサポート ちょっと稽古遅れてまで遊びに行ったり 夜中抜け出したり…… 色々楽しくて仕方ないことあったのに まだ何かこの人と約束したはずなのに 思い出せない… 思い出せない理由… この夏合宿とその数ヶ月… 私にとって最高の英雄が関わっていて その英雄を守るためだったのも 自分自身が被害者でどこにも 相談すらできない、いやしようとしなかった そのためにそのおぞましい記憶全てを 別なことに自然に変換していた 自身で記憶消していたなんて… この時は…… このモヤる記憶が 「人魚がマナティ 実は想像上の生き物」 そんな幼稚園児の時の記憶なんか… 星の彼方へ吹っ飛ぶ それほどの事件だってぇのに… それがここから未来 悩むことになるのに… 本当に…思い出すことも無かった でも…この封じられた記憶が ある男と余計に拗れる障害となる そんな事…今は知らない18歳の私 そんな私はみんなの質問答えて ウケてしまってる 米国でリトル・マーメイド 公開された時まだまだ高校生 観た友人いてハッピーエンド その内容聞いて ぜひ日本公開あれば 何度でも観てみたい なんて話してしまったり 小二の時のサンリオの妖精の恋の物語… 映画観るほど好きだし 変形サイズの絵本というか 持っている ついでにサンリオで何か買うとつく プレミアムでその火の妖精と王子 コンプリートしてる ざっとそんな感じかな? ついつい、熱弁してる私がいて ますます面白いと受け入れられた
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