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学生時代に出会った女子達とはかなり違う人種に出会ったなぁと思いながらもらった鍵でドアを開ける。
女子の部屋はシングルで、シンプルな部屋 。
とりあえず持ってきた荷物を2段ほどのタンスぽいのに置く。
これから入社式だって聞いていたから
まずは、身だしなみチェックをする。
履きなれないストッキング、伝線してないか?
履きなれないハイヒールを脱いで
ベッドにドカッと座って脚を点検する。
心配したストッキングの伝線は無さそうだ。
ほっとして脚から正面に視線を移した時
「おっ?ーーー色っぽい?」
ベッドの目の前、大きな鏡とデスク。
色々アメニティが置いてある。
そこの鏡でタイトなスカートで
くねっとしてる私がいた。
その鏡の枠の中、ちょっとひとつのグラビアみたいな?……言い過ぎか。
見ているうち、なにかもっと色気出してみたくなった。
肩苦しいスーツのジャケットのボタン外して、ワイシャツのボタン開けて……。
谷間近くまでワイシャツのボタン開けると
ブルームーンストーンのチャームが
キラっと光って……。
あ……やだぁ♡
エッチッ♡
あっ!どうせなら口紅…!
もっと紅く…
そう思ってベッドから立ち上がって
ショルダーバッグから、コスメのポーチ取り出して、何本かルージュ取り出して……
ふんわりとした色に華やかな色を重ねていく。
元々すっぴんでも派手で中性的な顔。
口紅の色が華やかになっただけで
女の顔になっていく。
耳寂しいな?
そう思って、さらにジュエリーケースを取り出す。
ノンホールピアス、ちょっと派手なの選んでつけてみると、塩野さん張りの派手な女の子が鏡に映っていたわけで。
だけど、ダメだよね。
これで入社式。
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