春・二度目の出会いその日の夜(慶司19・響18)

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あぁ…生まれてこなければよかった 宿舎の大浴場の体重計 そこで裸のままで落胆する私 「いったいぜんたいどうしたのよ~!」 やはり寝る前にお風呂のキミィに聞かれた キミィは…提出完了して夕食のあと ずっと部屋にいなくて…Osaka・Fの沖田指導員と いたとかいないとか…でも他にも指導員いたし 他の同期達もいたわけだし… 沖田指導員は成人でキミィは私と同じ 先月高校卒業したばかりだし… しかも、2人は会ったばかりだ …ん?私もだよっ! この間からキミィはなんだか変 そんなキミィ…イキイキしちゃってる 「えっ?そんなに変わらないから! …何気にしてんのよォ~! 走りに行ったのに、花見して 食べて帰ってきてんのに~ アンタ、本当にどこに入ってるの?」 理由話したらめちゃくちゃ叱られた 自分から誘いにのって食べといて! 凹むのは違う!って それで食べても変わらないのに! 缶チューハイ飲んだのは言わなかったけど ほぼジュースでうまかったし お風呂に入ってしまえば簡単に抜ける たっぷりの泡で頭も顔も体も洗って パジャマ代わりのロンTにパーカー それと着ていたウェア持って 部屋に帰るために歩いていたら… 坂本指導員達に捕まった 捕まってその部屋に行ったら さっき一緒に花見した指導員と男子達いて… 「山口さん!~飲んだよね? 花見だし、顔赤くして帰ってきてる 男の子達いたし… 「いやぁ~ぐっちいちゃん♪いい飲みっぷり」 だなんて!」 あぁ…生まれてこなければよかった しっかり絞られた
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