就職初年度…春の事・入社式からの~

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食後、部屋に戻った。 全ての製造部……、工場勤務の制服は 男子は作業着。 女子は事務服。 初めてそのビニール破き、左胸にアルファベットで社名がサラッと筆記体で刺繍された 無地の濃紺の長袖のオーバーブラウスタイプの上着と、同じ布地の前にプリーツの入った 膝丈隠れるスカートを取り出す。 ワイシャツの様な開襟と、絞られたウエスト付近のゆとりあるポケットは、白と濃紺の細い細い縦ストライプでパイピングされてる。 それを着用早速してみる。 うん、悪くない。 でも……開襟の分ちょっと寂しいかな? メイクは、昨日坂本さんがしてくれたように 自分が持つアイシャドウのパレットから、似た色探して朝やってみた。 あの時は、ビューラー使ってまつ毛カシャカシャしたけれど、張り切りたくはないからしなかった。 環境変わるけど肌は好調! 楽しかったせいもあるかもしれない。 つやつやで、なんかファンデーション塗るのもったいない? だから、粉のやつふわふわのせる程度にして、アイホールにナチュラルカラーふわふわとして、アーモンド型の目の形に沿って出来てる二重に沿って1つ濃いの乗せる。 本当は、さらに濃いのアイラインみたいにしたいけど、要らない気がした。 鏡の中の私の顔、派手に感じる。 チークも必要ない気がする。 だって薄く粉をのせた肌、血色がとてもいい。 ほんのりと頬に彩りがある。 口紅は? 色つく程度の紅を刺す。 髪も整えて、製造部の新人OLに変身。 そんな私をロビーで見つけた城島。 「うわっ死ぬほど女の子の格好似合わねぇな」 だってさ。 実業団の稽古始まったら、徹底的に打ちまくってやる!覚えてろっ!と思ったら 「城島くん……!ぐっちいになって言うこと言うの!」 なんて、ユッコがボコっと城島の頭を叩いてた。
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