就職初年度春の事…ついに研修っ!2

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「こんな子…いるんだァって」 真鍋くんそう言うけど、今日の私はすっぴんにほぼ近いメイク。 まばらに座る女子同期達のような派手さもないし、可愛さもたぶんない。 過剰評価すぎるよ。 指導員の坂本さんは、 「顔立ち派手だからこれくらいでいいわ 検査課に入る子は悪い虫着いたら困る ゆかちゃんに叱られるわ、研修中頼まれてるから…この口紅にしときましょう…もっと ナチュラルになるわ…」 講義前の休憩で化粧室に行ってたら、坂本さんが着いてきて昨日dayメイク教えてあげれなかった…って、パウダーのみで仕上げた肌抑え目のリップ、アイメイク等を見てこんなこと言って、つけていた口紅拭き取って ニコニコして…私に元々の薄紅の唇が艷めく口紅で染めた。 「これ、新品で山口さんで使うの初めてよ あげるわね」 なんて言うことがあった休憩時間。 検査課のゆかちゃん?に頼まれてるから? なんのこっちゃ? ほんの2時間ほど前の事だ。 「はぁ?真鍋ェ何言ってんだァ? お前!響のどこに感動すんだよ?」 右隣の城島が、バカ?なんてさらに付け加え そんな事言う。 「もっと女らしい女いるだろうが? 例えば荒川ちゃんとかひとみちゃんとか 優子ちゃんとか……」 城島は、何故か荒川さんだけは何故か名字なんだろう? キツそうな感じだからかな? 「…Mother・Fの体育会系連中は 山口さんが同じ選手って目で見てるから ?同志 ?としか見えないんだよ… 接し方ヤローじゃん」 「響は響…だろ?それ以外あるか?」 訳の分からないやり取り、私を挟んで左右でやるなよ……。今、講義中。 指導員に叱られるぞ…! なんて言おうとした時に、城島と真鍋くんは木崎指導員に、 「静かに!」 そう叱られコツかれた。
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