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「あぁぁぁぁぁー!めんどくせぇ」
みんなに遅れること20分!
ようやく大浴場の大きなお風呂にありつけた。
とりあえずざっと体と頭洗って、大きな浴槽に飛び込む。
ザバァァァ……とお湯が揺らいで溢れと、
「ほぉ……」
と、力が抜ける。
「どうしたのよぉ〜ぐっちい
坂本さんなんの話だったの?」
長いワンレンの髪のひとみ。
トリートメント中なのか?
タオル巻いてるその頭チラリとラップが見える。
私が起こしたお湯の波に身をまかせつつ聞いてきた。
「問3。例のアレ…西村問題
その辺の事で聞かれて、おかしいって
城島だって…普通に剣道部って事で
意気投合してさ友達になってるし
ヤツさぁ…私の名前で呼ぶでしょ?
おかしいってさ…」
ため息が出る。
坂本指導員に聞かれたのは、はじめての講義受けた「星空荘(仮)」での事。
坂本指導員てば別室の子に聞いた模様。
その辺に関してはきちんと説明して、城島との事はただの誤解だと伝えたし問題ないはずなんだけどな。
気がつけば普通に男子が知り合いから友達になるのが当たり前だ。
はじめに仲良くなったのは、わたあめみたいなユッコなんだけど…。
城島だって、西村だって、ユッコの時のように剣道部入団だからとか、ガキんときからのチームメイトとか……そんな土台あってそんな関係に(友人)。
でも、坂本さんにそれがダメと否定された。
理由がよくわからない。
「私の後輩のゆかちゃんに頼まれたから。
あなたはあの課に配属して……これからは…
渡辺係長が剣道部監督なのも英美さんがあなたを、女子のトップ選手に…そんな事させないから…あなたは…せっかく…なんちゃらかんちゃら…」
よくわからないこと言われまくった。
困っていた所を西工場指導員松阪さんが、
「坂本さんちょっと…」と割って入ってくれて
「お疲れ様♪疲れたよね?お風呂行っておいで」
そう言って坂本指導員から離してくれたけど。
Mother・Fの女子社員の花形「検査課」
そこっていったい……。
坂本指導員もかつてはいた所。
男性の石井指導員が言っていた所。
試験の時見学してるけど、あまり覚えてないいなぁ……。
現場の機械にどんどん生産されるものに
興味持っていたから……。
正直、その他の部署…あとは製版課
そこしか覚えてない……。
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