春季大会と新人戦 (響・19歳なったばかり)

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二回戦、三回戦 順調に勝ち上がっていく 最終的にベスト4 「スゲェじゃん」 山木さんに面つけたままの頭を ぽふぽふされる 「みんなは?どうなんです?」 見れない間の試合気になり 山木さんに聞く 「城島は今のところ三回戦 間もなく川島とつぶしあい 勝っても…キツイな… 長瀬は進行早いなベスト8 お前がつるんでるのはこんな感じ 他の連中も女子の試合終わり次第 第四も男子個人が使うからすぐ進行する 山口ちゃん… 次は加藤って言う二連続の覇者だ すごく強いよ…」 「はい!」 この人とは 25の春季まで争うこととなる 加藤 愛子さん 私の三つ上で ここ二年女子個人 春季、秋季優勝し続ける そんな人なんだけど 試合見る限り互角 劣るのは…たぶんスタミナ… 「試合長引かせたらヤバイぞ 響ちゃん…」 山木さんに忠告された 確かに 男子個人戦、ベスト4出揃うまで 休憩しながら先輩達の試合をみる 次第に決まっていく 第二、川島さんと城島のつぶしあい 川島さんの勝利 そしてまたつぶしあい 石野さんが制した 第一では慶さんが乾さん相手に 延長戦までもつれ込んでやられた でもウチの会社1人、1人 強いんだね みてると私いいのかな? そう思うときもある 「ちくしょう....必ず次回は勝つ!」 慶さんは眉間にシワを寄せ 試合を見ていた 第一の乾さん、第二の石野さん 第三の某電機器会社の笠原さんっていう人 空いた第四で最期の1人が出揃う時 声をかけられた 「へえーあなたが 乾さんの所の新人なんだね♪」 対戦相手の加藤さん.... 私より背の高い女子 興味津々でわたしを見る 「男子なら本当にハンサムかも♪ その目好きだな♪」 そう言って笑いかける 昔から言われ続けてるから 気にせず 「そりゃどうも」 そう言って頭を下げた 「私ね去年の秋季大会で 乾さんに告ったの だけど… ....あんたには興味ない 興味あるのは1人だけだ … あっさり振られたの それはどんな人なのか聞いたら 強い瞳の女の子 今日、高校の制服姿で 俺の前に現れた そう言って笑うのよ 反則よね....人振っといて あの笑顔見せるの だからどんな子かなーって思って」 「ふーん」 興味ない話 「そろそろ準備しましょうよ 加藤さん、私…初めての大会なんです よろしくお願いします」 立ち上がり一礼した
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