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トリートメント流すひとみと共にあがる
入る前にざっと洗ったけど(これは当たり前)
温まったからさらに本格的に洗う
ここの大浴場…パンフレット以上にキレイ
浴室の大きな窓がいっそう広く感じさせる
備え付けの｢シャンプー･リンス･ボディソープ｣
それもあって温泉施設みたい♪
｢ぐっちい、使わないの？｣
ひとみはトリートメント流しながら
私に聞いてきた
前下がりの長めショートボブ
それをたくさん予洗いして
固形石鹸直接塗りつけたから
｢うん、石鹸泡切れ早いしね
さっぱりして気持ちいいよ
あとね…洗顔も…これを足すと｣
入浴用品のプラバスケット探る
梅の花と小鳥の絵がカワイイ小さな
プラ容器…
｢ない…｣
探していたのは｢うぐいすの粉｣
ドラッグストアにも置いてる
日本古来のケア用品
うーん…どうやら部屋に忘れたらしい
もしくは…私の事だ
ヘチマ水と米ぬか冷蔵庫に入れる時に
ひとまとめで入れたか？
｢部屋に忘れちゃったかなぁ｣
｢何ないのよ？｣
改めて髪を洗う私にひとみが聞く
｢うぐいすの粉とついでに米ぬか｣
ザァーとシャワー
速やかに流れる泡
｢へ？｣
ひとみの声がした
｢それ知ってる！
顔洗う時に使うとつやつやなんだよね！｣
乗ってきたのはユッコ
そんな彼女はボディソープはじめとした
バス用品はいい香りのSARA
けど洗顔料はジプシーしてると言っていた
だから知っている
今回ははちみつ配合されたの持ってきた
メイク落としはオイルタイプ
これも新品なのはこの合宿に合わせて
買ってきたらしい
私も使わせてもらったけど
オリーブ油や椿油に負けないくらいに
使い心地イイ
これを皮切りに今度はコスメや
スキンケアトーク
もちろん羽柴指導員も紛れて
聞くとさすがに大人
使うもん違う
そん中に出たのは
｢オイデルミン｣収れん化粧水
それはあのブランドじゃ
500円位のやっすい…
でもガラス瓶がレトロカワイイけど
あのピンクに躊躇しちゃっていた
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