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「ば! ばっか!! お前、あれは偶然だって……」
慌てて否定をする妖魔大王。
「でも万里水晶って、見た事や行った事が無い場所は映らないはずよね。て事は……」
「なるほどぞい。つまり実際に女湯に行った事があるぞい」
「ちがーうっ! 偶然通り過ぎただけだって!」
実際のところ、妖魔大王の言う通り、以前万里水晶に女湯が映ったのは偶然だったのだが、幹部たちは面白がってからかうのをやめようとしない。
妖魔大王の周りにうっすらと黒いオーラが浮かび上がる。
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