第6話 味一

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「しかし……どう思う。この世界」  妖魔大王が真面目な顔をして尋ねる。 「正直見当がつかないッス」 「だよな。じゃあ、次の3択から選んでください」 「突然ッスね!」  1.世界は核の炎に包まれた。海は枯れ、地は裂け、全ての生物が死滅した。  2.実は我々は魔法少女によって皆殺しにされたのだ。    そして妖魔だけの世界に生まれ変わったのだ。  3.これは夢だ。やはりお酒の飲みすぎは良くない。 「はいどーぞ」 「えー正直どれも外れな気がするッス。まー、3が一番平和ッスかね」 「ぶぶーっ」 「じゃ2」 「ぶぶぶーっ」 「じゃ1」 「ぷーくすくすっ。残念でーしーたー」 「大王様」 「なんだ?」 「斬っていいっすか」
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