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――カウント2
そんな妖魔大王に三大幹部が話しかける。
「大王様。世界征服なんて、もう諦めましょうよ」
「そうッスよ。征服なんてした後の方が大変ッス」
「またみんなで仲良く地底で暮らすぞい」
妖魔大王は三大幹部を見渡し、深く大きく頷いた。
「そうだな。太古の昔より我らを忌み嫌っておった人間どもに一泡吹かせてやりたかったが、やはり復讐心など何も生み出さぬな」
「さすが大王様ッス。俺、実は地底に戻ったらモヤシを育ててみたいッス」
暗黒騎士が嬉しそうに言う。
「それは良いぞい。地上で食べたモヤシ炒めは美味かったぞい」
だるま男爵がごろごろ転がる。
「あたしはお肌を休めたいわぁ。日光ってお肌に合わなくって」
デスクイーンは日焼けした肌を気にしている様だ。
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