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第3昼休み
あれから時間が経った。
みんな各自ランチに出ていく。
私は手作り弁当を持って外の公園に出た。
そしたら既にベンチに人がいた。
その人は寝ていた。
(睫毛長いな。寝顔可愛いな。えっと誰だっけ?)
とりあえずその人の邪魔しないようにお弁当を
広げて食べていた。
すると寝ていた人が突然起きて「旨そう!」と
言った。よく見たら社長だった。
「あ、あの食べます?」
「いいのか?助かる。ありがとう」
私は食べる様子を微笑ましく見た。
「ん、本当に美味しい。凄いな。又食べさせて
くれないか?」
「え?」
「ふたりだけの秘密、ということで」
私の心臓がとくんっと音を立てた。
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