6章夕飯

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6章夕飯

やっぱり当たり前のことだけど『ひとり』は寂しい。そんなの分かっていたのに。 ちょっと切なくなった私は友人に電話した。 『もしもし、今暇?』 『あー真理ちょうどいいところに電話かけてくれて ありがとう。ちょっと人数減ったからこっちに 遊びに来ない?真理はきっと寂しいだろうなって思ってたから。どう?』 『ありがとう。じゃ行くよ。場所はメールかLINEで教えて』 『了解。じゃ待ってるよー』 一方的に通話終了。 ま、たまには外へ行くのもいいかもしれない。 なんか最近とても『お一人様』を感じていたから。 ひとりって自由なようでリスクが高い。 (後でお礼言わなきゃね) 私はとりあえず何か買いに出た。
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