6人が本棚に入れています
本棚に追加
そんなありふれた恋バナのプロット
思い出の秘密基地。
高2の夏。
日々の生活に倦んだ女子高生、卯木<うのき>瑠莉の前に、石マニアの青柳晶が現れる。
同い年でありながら、ひとりで鉱石店の店番をする晶の元につい通い始める瑠莉。
徐々に、かつてその町に住んでいたことを思い出す。
晶との距離は縮まっていくが、彼は父親の再婚相手の子だと気づく。ふたりで公園で遊んだ記憶。
「私のことが好きなら、花火の日、河原で待ってる」
瑠莉は彼を待つが、現れない。
葛藤の末、彼の店に立ち寄ると、店は閉まっていた。
立ち尽くす瑠莉の元に、浴衣姿の晶が戻ってくる。
夕方、彼が一番大切にしていた石が盗まれ警察に届けたという。
犯人に怒る瑠莉。
金額が少額だったことで、警察はあまり捜査に乗り気でなかったという晶を励ます。
晶は、その石が瑠莉にプレゼントしようとしていた、と告白。
暗い店内で、石を照らしてはしゃぐふたり。
ひんやりとした片隅で、熱いキスを交わす。
※実際書いてるうちに、ラストはかなり変わりました。
最初のコメントを投稿しよう!