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音楽遍歴・プログレ熱低下
[3.音楽遍歴・プログレ熱低下]
プログレを収集するにあたって沢山の壁に遭遇した。それは私の音楽守備範囲の狭さである。キーボードやシンセサイザー色の強いインスト系のサウンドが好きなだけで、それはプログレの一部ではあるがメインストリームではない。ギターがメインのバンドや、叙情系の歌ものなどは吐き気がするくらい嫌いだった。
12歳でYMOに出会ってからの音楽遍歴は、GODIEGO、佐野元春、80's洋楽全般(特にイギリス)、POLICE、TOTO、YES(ロンリーハート時期で、当時プログレという認識はしていない)、STRYPER、E.L.O、RUSH、TM NETWORK、電気グルーヴである。これぐらいのバックボーンではプログレ全般への移行は容易ではなかった。プログレ5大バンドでも、しっくりきたのはYESとE.L.Pのみだった。
第2の壁は50枚くらいプログレのCDを買えば全体像が把握できるのかな?と考えていた認識の甘さである。当時イエスのリック・ウエイクマンだけでも30枚以上出しており、カンタベリーやらチェンバー系、フォークロック、英国ロック、イタリアンロック、ジャーマンロック、ジャズロック、ポンプロック、プログレッシブメタルなどかなり細分化が進み、いくらお金があっても足りないと落胆した。探求心が人一倍あると自負してた私でも1枚2000円以上出して買ったCDが面白くないクソCDだったりすると心が折れそうになった。このようなことが何度か続き、プログレ熱も1回冷めることとなる。
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