【溺愛令嬢は死ねない魔術師に恋をする。】人物、設定集

◆オスタリア大陸の国々◆

◆アルディア王国
アルディア王国の成り立ちは古く、かつては『アルディア聖国』と呼ばれていた。

　オスタリア大陸中央に位置する巨大な国。
　アルディア王家の代々の国王が統治している。
　首都はアルディア。
　七〇〇年前、ティバリー民族間との間で起こった内乱は、多くの犠牲者を出し、アルディア全土の国民を巻き込んだ争乱となった。現在は歴史書にも記載されている。
　小さな町から大きな町まで様々な民が居住しているが、王家への信頼が厚く、近年では混乱や戦争は少なくなり、世界で一番豊かな国と言われている。

北方をファルマール（旧タイラント）
南方をラスティナ
東方をティバリーに囲まれた国だが、河川による物資の運搬などに加えて、友好国ラスティナなどと貿易に関して協定を結んでおり、物流が豊かで商業が発達している。

『アルディア聖王家について』

　約一〇〇〇年余りアルディア王国を治める王家。
　七〇〇年前、ティバリー民族との戦があった頃までは内乱の多い国家だったが、英雄王エレイン・フォン・アルディアによって平定された。
　エレイン王の在位は最も短く十日で、戦の後にその姿を消している。その為、国民からは『失われた皇子』とも呼ばれる。現在、エレイン国王はアルディア聖書にも登場する聖人となっている。尚、現在王家には玉座と王の間を彼の王の為に二つずつ所有している。
　アルディア王家には、アルデ神の力と能力が代々伝えられていると言われている。現在も王位継承と共に力の継承儀式が行われるらしいが、秘儀の為、その内容は知られていない。