序章

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序章

1591年、千利休は秀吉の命で切腹。その理由は本来茶人であるはずの利休が秀吉の政治に口を出し秀吉の怒りを買ったとも、他に理由があるともいわれている。事の真相はにわかに定かではない。 しかし、この利休切腹のもつ意味は大きかった。なぜなら利休の手下には凄腕の剣客や豪傑が多くそろい、陰の実権を握っていたのである。彼らの名が決して歴史の表舞台に出ることはなかったが、彼ら利休派の残党は生き残りをかけ、秀吉の執拗な追っ手と戦うことになる。
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