運命の日

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運命の日

今日はいよいよ運命の日。夜はほとんど眠れなかった。ドキドキが止まらなかった。告白かなという期待と違うかったら何なんだろうというハラハラ感。やっと昼休み。呼び出された場所へ行ってみると私の想い人が一人で立っていた。 「来てくださってありがとうございます。」 「どうしたの?」 「あの実はずっと憧れてたんです。先輩に。高校に入学する前、学校見学に来た時に一人でテキパキ準備している姿を見かけて。」 前に人手不足で一人で体育館の準備をしていたことがあった。あの時頑張ってよかったと心の底から思った。嫌な事でも頑張るといいことがあるんだな。 「そうだったんだ。ありがとう。」 「あの、良かったら、迷惑じゃなかったら付き合って貰えませんか?」 嬉しすぎて心が踊った。 「もちろん。私でよければ。」 こうして私の初めての恋は実り、花を咲かせた。 これから訪れるであろう日々に心を踊らせていた。
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