押し上げた部長の高み

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僕を高い場所まで導いてくれたあなたが「肌寒くなるから寝るとき気を付けろよ」と声をかけて立ち去るとき、涙が滲んだ。 やさしさに触れながら、あなたにこの恩をどうやって返せるか、まだ僕には分からない。 ただ、あなたが好きだからこの泣き顔だけは見せられない。 気の強い僕こそあなたの誇れる元・部下だから。
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