10章

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陽子はニヤニヤしながら 私達を見上げていた 岡田)座んな!座んな! あれ? タバコ吸うよね? 灰皿ならそこにも あっからさぁ 勝手に使ってッ この人の事なんて ほとんど知らない ホントは中国人だとか 学校を辞めたんだか 元々行ってないんだか‥ そんな どうでもいい事だけは 陽子にチラっと聞いたけど‥ この家の中に 充満している 馴染みのない  お線香みたいな匂いは なんなのか‥ 中国人だなんて 思えない程 日本語をフツーに話すから しばらくの間 何をしに ココに来たのか ‥理由もわからなくなっていた 。
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