2章

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家に着く 玄関を開ける かぎは掛かっていない ばぁが家にいる証拠 私)ただいま ここに来れば 誰がいてもいなくても 返事はなかったとしても やっぱり そう呟いてしまう ばぁ)あれ? まぁちゃん? 私)‥‥‥‥ん 顔を出して 私の前に慌てて 現れたばぁ ばぁ)もう‥ 心配したよ~ 連絡するって 言ってたのに‥ 私)ごめん‥ ばぁ)まぁいいか(笑) 帰って来たんだし 笑顔いっぱいで言う 私)ごめん‥‥ ばぁ)お母さんには おばぁちゃんが うまく言っといたよ そう言いながら 一枚の広告を手にして 私にニッコリ ピースサインをする 私)え? ばぁ)お母さん うるさいからさぁ(笑) 日中帰って来て 夕方には アンタの顔 見ないように お友達の家に 行ってるって 言っといたから(笑) 私)ばぁ‥ ばぁ)いい考えでしょ(笑) そう言ったら あんまり文句も 言わなくなったから ちょうどいいでしょ? 私)‥‥‥‥ さすがばぁ 娘の 扱いに慣れてる‥‥ 。
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