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家に近づくと
いい匂いが外までする
ばぁが
ご飯の用意をしているらしい
玄関のドアは
開けっ放し
暖簾がかかっているだけ
美樹)帰ってんじゃん?
絵美)今日のご飯
カレーですねぇ
やっぱり笑顔の二人
私)ただいま~
暖簾をくぐり
家の中を見れば
ばぁがパタパタと
台所で動き回ってた
ばぁ)おかえり~
今日はご飯
いっぱい炊いたからね
美樹)ただいまッ
ばぁちゃんっ
今日はカレー?
ばぁ)おかえりぃ
そうだよ~
お肉安かったから
いっぱい食べなね
美樹)うんうんッ
まだ早いよね?(笑)
ばぁ)そうだね
もうちょっと
後でがいいかもね?
晩御飯が早いと
夜中お腹すいちゃうから
美樹)あはははっ
絵美)おじゃましま‥す
遠慮がちに
家に上り込む絵美
美樹)あ!ばぁちゃん
この子が絵美だよ?
ばぁ)絵美ちゃん?
あ~
ちょっと待ってて?
そう言って
自分の部屋に戻って
あの紙袋を持って
戻ってきた
。
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