クソもかくにも男子校。

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「オマエ、二年の 転校生だよな?」 ……突然、 声を掛けられた方に 恐る恐る、 視線を向けたら、 まあ、いきなりの オマエ呼ばわりも 納得…。 声を掛けてきた 二人組の学年章に 目を向けて、 三学年の先輩等で あることを確認。 で、勿論、 転校二日目にして 面識もクソほど 何も無い、 その三年のパイセンが 一体オレに何の用が あるんスかね…? 「…はい。」 これまた、恐る恐る 返事をするオレ。 だって、 見るからに強面…つか、 半グレ感満載っスよ? このパイセン二人。 一人は、 …程よく 日焼けした肌に、 脱色した髪色が映えて チャラチャラした 長身のパイセンと、 もう一人は…、 こっちも程よく 日焼けして、 坊主頭のサイドに ソリコミ入れた、 こっちもまた長身で、 それなりに迫力満載の、 かなり、キメ過ぎな パイセン二人組。 …いや、マジで 何の用なんスかね~? 今のオレのツラ、 いちおー愛想見せて 笑ってるつもり だけど、多分、 …いや、かなり 引きつってると、思う…。 ce2441e4-33d3-4662-a98f-cd31db904fe2
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