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…は――い、これで
ここまで来るのに
いろいろあった話は
終わります。
ここまで読み飛ばした人、
サーセンッしたっっ
それにっ新しい学校は
男子校だし、暫くは
女の子のこととか
考えなくてもいいし?!
心機一転、
気合い入れマス!!
―――――――――
―――――――
「すみませ~~ん、
予約は無いんですけど、
今、空いてる部屋は
ありますか~~?!!」
「……スンマセン、
ここ、ペンション
じゃないんスよ?
前にも間違えて訪ねて
きた観光客の方が
いたんデスケドね…?」
「そーなんですか?!
…じゃあ、この辺に
泊まれるとこって他に
無いですかね~?
温泉街は予約がいっぱいの
とこが多くて………」
「ボロい民宿とかは
空いてるけど、そこは
やだし~~~~~…」
…なんで、
事前に旅行サイトやら
旅館サイトやらで調べて
予約とかしとかねーの?
それにオレだって
ここに住み始めた
ばっかだしっ
この辺にまだ詳しく
ねーしっ!!
―――――――
「ぎゃあああああああっ!!」
「ヤバ~~~~イっ!!」
「出た出たっ!!!!」
「ちょっっ!!!
待ってえぇええっ!!
おいでがないでえええ」
…人ん家の庭で勝手に
肝だめしすんなしっ!!
去年のハロウィンで使った
オバケなりきりセットが
役に起ったな。
……しっかし、うっざっ
うっっ………ざっ!!!!!
こんな山奥なんか、
誰も訪ねて来ねーと
思ってたのにっ?!
概ね、近いとこに
温泉街があるもんだから
たま~~に、散策中の
観光客とか…、
さっきみたいな珍客?
が、舞い込んでくるっ
ピンポ――――ン…
…っ、もおおおおおっ!!
今っ度は?!
何だよおおおっ!!?!
「はいっ!!!!」
「あの~~~…、
………すみません。
実は、取材で……
Googleマップで見付けた
山奥の謎の一軒家を探す
って番組なんですけど~、」
「…………」
………マジで?
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