や・ば・い

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…そう、彼が 同じ"男"であるという 現実がっ!!!! 未だに、受け入れがたい… ―――――― ―――――――――― ――――― 新学期を迎えて直ぐに 入院してしまい、 三ヶ月も学校に通え なかったせいで、 すっかり僕は クラスのグループに 入るタイミングを 逃してしまっていた。 ――――僕、こと。 西條ヶ原コウタは、 皆より三ヶ月遅れて 二学年の新しい クラスに入って、 自分の席を確認しようと 担任から指示された席の 方に目をやると、 一瞬、 固まった… …え?この学校は いつから共学になった?! いやいやいやいや、 勿論、そんなことは 有り得ないこと。 しかし、 そんなことを思わず 考えてしまったくらい、 僕は自分の席の 隣に座っている生徒に 目を奪われ、 釘付けになって しまっていた。 ―――― 西條ヶ原コウタside ―――――― ――――
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