だからその手を離して。

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――――――――― 「ひっ……っっ!! ……ギャッ…ハハッッ!!!!」 …溜まらずに洩れた、 オレの悲鳴混じりな 笑いがついっ… 教室内に響いてしまってっ… ちょいっ…ハズいっ!! 「ちょっ…あのっっ!! 鈴っ………ヒッ…… くすぐっっっ!!!! くすぐったぃいっ!!!!」 やっっぱりっ、この人っ!! 鈴鳴さんっ!!!!!! オレのことっ…… からかってたしっ!!!! 「こらじっとして? 同じ匂い付けよ?」 「いやあのっ~~~~ ぁっ…ひゃっ……… ギャははっっ!!!!」 グリグリってっ…!!! ちょっ!!あのっ!!! 鈴鳴さんっ…がっ…!! 自分の首筋っ オレの首筋にっっ!! 擦り付けてきててっ!!!! いやいやっ!!!! くすぐったい…ってwwww 「ホラホラw 動いちゃダメ。 ちゃんと付かないよ?」 「だっっ…だってっ ムリムリっ!!!! 鈴鳴さっ……………… ヤメッヤメッ!!!!! ギャハハハハハハハハッッ」 ああっっ!!もうっ 堪えてたのにっ!! もうムリムリっwwww 首筋以外にも鈴鳴さんが 脇腹とかっ!!! ぅヒッ!!!! ……腹とかっっ いろいろっ くすぐってくるっ!! クソッッッwwwww 「ヤメテッヤメッwwww」 「フッぶっ…!!」 !!!!!! ちょっっ!!!! さっきまで静観してた コウタっがっ!! 飲んでたジュース 吹いてんしっww 何でオマエまでっ 笑い煽るしっ!!!! もうムリヤメテッ!!!!! 限界オカシイっ!!wwww 「鈴なっ…やっっ…あっ…」 「ごめんっ…!! ちょっ と、トイレ…」 あ"っ?!マジ?!! コウタ!!ちょっ!!!! このタイミングでっ!!? …あ~あ、ジュース 溢しちゃったもんな。 コウタが小刻みに震えて 口元手の甲で拭うと、 そそくさと教室 出ていったっ………… あ―――――っ!! 待ってよっ!?チョッ… 見捨てんなしっ!!!! 「かわいいね? カエデくん、 弱いとこいっぱい あるんだね?」 「ふぁっ…あっ……」 ……ああ、 教室にいるヤツ 少ないけどっ!! それでも視線が刺さって イタイっ……… あ"ぁっぐやじいっ!! 鈴鳴さんのがチカラ 強いしっ!! でももうやめやめっ 腹イテェ―――――wwww 「アサトぁっっ!!!!」 ………!!!!! あっ!! この声っ……はっ…!!
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