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「~~~~っ!!」
も…うっ
そんっなにイヤ?
鈴鳴さんの香水の香り。
まだ、ほのかに香ってて。
なんでっ?!!
「……まだ匂う。」
「黒宮さんっ」
ひっ いぃ~~~~っ!!!
またシューッて
かけられる!!!
これっ最早っ
消臭じゃなくてっ
消毒みてーな
勢いじゃんっ?
…………っっ!!!!
「ぅ"っ…えっほっゲホッ」
ぉぇっ……
吸ってしまっ たっ…
「っ…悪い。」
――て、言いながら、
黒宮さんっ…
が、背中擦ってきたっ…
あの、誰のせいスかっ
…でも、
擦ってくれてる
手がなんか、
デカくて広くて
温かい――――――…
シーブリーズで
肌が冷えたせいも
あるからっ
…余計に。
「後な、」
て、黒宮さんが続けて
話しだしたから、
「…はい。」
――て、返事返したら
「俺と鈴鳴は連れてるが
仲が良いわけじゃねー
いいか?!
仲が良いわけじゃねー」
「はいっ…はいっ」
大事なことなんで
二回言いましたな勢いで
黒宮さんがオレの肩を
揺さぶりながら、
真っ直ぐに目を向けて
そう言ってくるからっ
オレも揺れながらも
はいはいって、
二回、
…返事した。
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