青春

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そのまま父と家に帰った。「時子は家出していたが、俺が見つけだし、家に連れ戻した!」と言うウソを母に父が言った。「もう今日は何も言わずに今回だけは許してやれ!」と母に言った。母は鬼のような形相で時子をにらみつけたが、父がそう言うので仕方なくうなずいたようだった。時子はひどい出血をしていたが学校に行くフリをしてそのまま映画館に行き失意のまま映画を黙々と見てその日は家に帰った。もう母は仕事に行く準備をしていたため時子は何事もなく服を着替え部屋にこもった。そして高校はとても行く気になれないので中退をすると決心した。しかしすぐには父も母も許してくれそうになかったので、少しの間は高校へ行く事にした。学校に行っても面白くないし入院していたため学校の単位が足りなかったので留年は決定的だった。しかし家にいると母に虐待されるので学校に行ったフリをして映画館に行く事が多くなった。そしてアルバイトをして学校に行くフリをしてまたアルバイトをしての日々を過ごしていた。そしてまた夜になると父がまたベッドに入ってきた。もういい加減にしてほしかった!また妊娠させて中絶させる気か!!と怒りが込み上げてきた!どうにかしなくてはまた同じ事を繰り返すはずだ!と時子は思い色々悩んだ末に時子は家出をした。行く先は警察だった。事情を説明し、泣き叫んだ!「どうか助けて!」と。すると警察の人はこう言った。「貴方は未成年だから父が逮捕される事になるが、父を訴える気がありますか?」と。後のことは何もその時は考えられず、「もちろんそうしてほしい!」と警察の人に言った。時子はその後児童相談所へ送られた。父が血眼で探すが時子は見つかるはずもなく、父は逮捕される事となった。
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