第1章 中川博昭

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第1章 中川博昭

「中川君、このレポートで単位貰えると思ってるの?」 吉澤教授は目を細め、ため息をついた 「ち、違うんです!間に合わなかっただけなんです!」 俺はパソコンを教授の所に持って行く。 「このグラフで終わるんです!あと30分あれば終わりますから!」 俺はパソコンを大袈裟にタイピングしながら叫んだ 「中川君。提出期限守らない子は必要ないんだよ」 教授はそう言うと俺の右肩を2回叩いた 「来年、頑張りなさい」 頭の中にこの言葉が響いた
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