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「ここで、マヨパンの方に時間短縮!」
??????をさっきと同じ三回押して時間を縮めさせる。
ここまで完了してから、昨日から水出ししておいたハーブティーでひと息つける。
「そしたら、窯の方も少し予熱しておこうか」
窯はまだ管理が私じゃ出来ないので、お任せ。
常にコンロ部分から火が出せるように、炎の魔石が内側で埋め込んであるようだから、燃料不足の心配はないそうだ。魔石の交換は半年に一回程度。
『生』のあるものすべてが、微量ながらも魔力を持ってるこの世界では、大掛かりな魔導具でなければ魔石を扱うのは比較的簡単。
前世のイメージしやすい感覚で言うと、電気のスイッチに近い。
接触すれば魔力が自然と流れていくので、あとは使用者が送る魔力をコントロールするだけ。
窯の場合、電子レンジのツマミに似たダイヤル式で魔力を送ります。
「これで15分かそこらで温まるよ」
「この気温と湿気なら、白パンの方は……余裕を見て30分タイマーをセットしておきますねっ」
タイマー召喚はすぐなのでささっと終えて、冷たいハーブティーをひと口。
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