1288人が本棚に入れています
本棚に追加
ロティが予熱モードに設定してくれてたので、蓋を開けて再び天板を中に入れていく。
「時間は15分くらい……かな?」
『でっふぅ、低温にさせてまふのでお任ちぇくだしゃい!』
「はーい、お願いします」
そして、白パンの方はまだなのでエイマーさんも一緒にハーブティーを飲んでいると……。
マヨネーズの焼ける香ばしい、いい匂いが!
「これは……?」
「少し酸っぱいような匂いもあるが、実に香ばしい! チャロナくんが最後に乗せてたマヨネーズのお陰かな?」
「はい、焼くとこんな感じになるんです」
マヨネーズは存在してても、サラダ目的でしか使わないのがこの世界。
実にもったいないのと、前世の記憶を有効活用して今回はマヨコーンにしたんです。
時間短縮はあえてこっちにはかけず、次に慎重に取り掛かる白パンの方を温まった窯に入れていく。
「こちらも焼き時間は向こうと同じですが、少し熱いので12分目安にしましょう」
「なら、タイマーと言うのを借りてもいいかな?」
「はいっ」
全部を窯に入れて蓋を閉めてから、タイマーを召喚してセット。
コンコン、コンコン
さあ、他の仕込みや片付け……と思ったら、廊下に出る通用口からノック。
最初のコメントを投稿しよう!