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妻は、ずっと泣いていた。「あなたに酷いことされたって言ってる。どう言うことなの?」と妻は、なんとか言ってきた。
俺は、土下座して彼女に謝った。
妻は、よく判っていなかったけど俺はとにかく謝った。しかし彼女は、なにも言わない。言わない。
俺は、妻と子どもを守りたくって必死に謝った。
「なにを謝っているの?」そう言われてゾッとした。妻と子どもの前で自分の悪行を言えるほど腹を括れた訳じゃない。
「だって・・・私があなたのモノを大事にするのは、当然よ。だってあなたは、私のパートナーですもの。」と言った。本当に嬉しそうに。
「なにを、言ってる?」と心底不思議で問いただすと彼女は、笑った。
「その女が付きまとっているから大変なのよね。大丈夫。私もきちんとお世話したわ。だから、一緒に子どもたちを引き取ってお世話しましょう。」と言うのだ。
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