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「俺は、お前を捨てたんだ。彼女と結婚した。だからお前とは、無理だ。」恐ろしい彼女の言葉に背筋が凍る。
「ふふ。この女が怖いの?大丈夫よ。」と話しが?み合わない。妻は、震えて泣いている。
俺は、女を理解していなかった。捨てられたなどと思ってもいなかった。妻もその他大勢の女の1人だと思っている。疑っていない。
「お金ならたくさんあるの。あなたが必要なときいつでも使えるように用意したの。ねぇ、また私の所にも寄ってくれるわよね?」女は、全く判っていなかった。
「あなたっ、もうやめさせてっ!!」妻が半狂乱で叫んだ。俺は、どうしたらいいのかが判らない。
彼女は、楽しそうだった。俺は、自分がどんな女を相手にしていたのかを思い知った。
「ねぇ、侑也さん。私は、あなたを待っていたの。ねぇ、一緒に帰りましょう。」それは、恐ろしい言葉だった。
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