“ひとり“ぼっちの転校生

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佳奈side 覚えていますか?私です。 え?覚えていないですか?私ですよ。私私。 え!?私私詐欺? そんな訳ないじゃないですか。 ……まぁ、茶番はここまでにしておいて、実はですね。 私のクラスに転校生が来るようなんです。 ……このクラス転校生が来る確率が高いですね。私もですが。 一体どんな子でしょうか? 転校生同士仲良く出来たら嬉しいです! ガララッ 担「おい、全員席付け。」 ガタガタ 担「えー、今日このクラスに転校生が来る・・・というのは皆知ってるな?(なんで知ってんのかは知らんが)まぁ、いい。おーい、入ってこい夏鈴。」 ザワッ 担任が転校生を名前で呼んだことにより、クラスの皆がざわつきました。 あ、まだ言っていませんでしたが、このクラスは1年S組で容姿端麗、成績優秀、運動神経抜群の方々が揃うんです。 ちなみに私は成績優秀、運動神経抜群で入りました!( ・´ー・`)ドヤァ まぁ、この話は次の機会に話すとしておいて、さっき何故名前呼びでここまでにざわついた理由は担任がイケメンだからです。 大事なことです。 イケメンだからです。 はい。\_(・ω・`)コレ重要! 主にザワいつたのは女子ですね。はい。 担「おーい。もう入ってきて良いぞ。」 あ、まだ入ってきていなかったんですね。 どんな子でしょうか。 そして、期待の満ちた教室の中に入ってきたのは、とても可愛らしい女の子でした。 夏「えっと。親の転勤により引っ越してきました。心花 夏鈴です。宜しくお願いします!ニコッ」 男「「「「「ウオーーーーーーーーーーー!!!!!/////」」」」」 女「えー、ショックーー。女じゃん。」 女「張り切って損したー。」 女「何こいつ。ただのぶりっ子じゃん。」 女「また、女ぁー。」 トコトコ その子、心花 夏鈴は色んな視線を無視して席に着きました。 視線というと。 男子からは熱い視線が。 女子からは厚い死線が。 ……私だったら、絶対縮みこみますね。 はい。 え?チキンですって? なんとでも言えばいいですよ。 怖いのは事実ですから。 私は正直者なだけですから。
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