“ひとり“ぼっちの転校生

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翠side やっぱ、あまり行かないところに行くと碌でもないことに会うな……。 まぁ、あの後寝れたから別にいいけど。 てか、コレ(←佳奈)って言われてた子も寝てたから正直本当に何も無かったかとてつもなく不安だけど。 ま、いっか。 ところで今俺は自分の部屋(空き部屋)の目の前に居るんだが、、、。 ドアを開ける作業が面倒臭いと思ってしまう俺はもしかして末期か? ・・・まぁ、冗談はここまでにしておいて。 ガララッ ここの部屋(空き教室)は沢山の本の匂いがしてとても落ち着く。 まぁ、全て俺が持ち込んだ本だがな。 ……毎日五冊ずつ持ち込んでいたらいつの間にか学校の図書館よりも多くなってしまった。 ついでにこの部屋の置物も全て俺が持ち込んだものだ。 ベットも、ソファーも、冷蔵庫も、本棚の中の本も、全て。 俺は一つの本を手に取りソファーに寝っ転がり読み始めた。 ーーー三十分後ーーー ・・・うん。…まぁ、うん。 簡潔に言おう。 王道過ぎてつまらない。 うん。内容的には普通の女の子が普通に学校行って、普通に闇を抱えた男の子と出会って、普通にそれ(闇)を解決させて、普通に恋して、普通に両思いになって、普通に最後ウフフアハハで終わりという話だ。 正直に言おう。 ……くだらない。 そもそも、何故闇すら持っていないこいつ(女の子)が闇を解決させることが出来るんだよ。 まず、その根本的から間違ってるんだよ。 まぁ、じゃあ何故読む?という所に行き着くだろうが、それは、ただ単に暇だからだ。 大事なところだからもう一度言おう。 暇だからだ。\_(・ω・`)ココ重要!
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