第1章 つまらない日々

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夜の街中で不穏な空気が流れていた。 ドカッバキッ ドスッ 「カハッ、わ、悪かった!だから、も、もう許してくれ!ゲホゲホッ」 『知るか、お前らからやってきたんだろーが。ていうか、まだ意識失ってないんだ、スゴーい。褒めてあげるよ。でも、そろそろ寝てね♪』ドス 鈍い音を立てて男は苦しそうに倒れていった…… ピピッピピピピピピッピ ガチャ ハァ…面倒くさ そう思いながらゆっくり体を起こす男子生徒。 否女子生徒、名前は香村 翠 学ランに手を伸ばし鬘、、、というのはなんか嫌だからウィッグをつけてお気に入りの真っ黒なパーカーのフードを深く被った。 これで、“仲村 翠"だ。 あぁ、今日もつまらない繰り返しの一日が始まるんだな…と思いながら部屋を出る。
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