“ひとり“ぼっちの転校生

17/17
前へ
/30ページ
次へ
あぁ、あの子の名前は確か…… 『…翔陽。名前も、太陽のように輝いていたな。』 そう、俺と正反対。 だけど、そんな正反対の俺と一緒にいてくれた優しい翔陽。 そして、俺のせいで還らぬ人となった。 俺の傍にいすぎたせいで。 翔陽は俺のことを恨んでいるのだろうか。 …あの時、あの子じゃなくて俺が死んでたら、周りも俺も嫌な思いはしなかったんだろうな。 ……っと、感傷に浸りすぎた。 俺はそのまま空き部屋から消えていった。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加