第1章 つまらない日々

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ストッ 『ねぇ、一応言っとくけど、一人対多数人はダメじゃない?』 俺が木の上から飛び降りると、皆固まってしまった。 まぁ、そりゃいきなり人が文句言いながら飛んできたら驚くよな。 と、思っていたら ?「な、何よ!あんたには関係ないでしょ!」 ?「そ、そうよ!だからさっさとどっか行きなさいよ!!」 あっ、いいの?ラッキー。 『あっそ。じゃ、そうするわ。』 「えっ!?あのー、私……。一応リンチされているのですが、」 「そ、そんなにあっさり引いちゃうのぉ、えー。」 えー。って言われても、俺の方がえー。なんだが、てか、なんで俺がこんなに言われてんの?謎 『だって、君らが「どっか行けよクソ野郎。」って言ってたし、俺的にはその子と面識ないし、初めましてだから。』 「え、ちょっと待ってぇ、そこまでぇ、言ってないんだけどぉ。それにぃ、はじめましてでもぉ、普通、助けなぁい?コレ、一応リンチされているんだよぉ?」 『……それさ、君達が言うの?リンチしてんの君達じゃん。』 「、、、わたくし、初めてこんなに薄情な人に出会いましたわ。確かにわたくし達がコレをリンチしようとしていましたけれども、流石にこれは可愛そうですわ…。」 ……何故皆も頷いているんだ…。 『もう、本当に意味わかんない。助けてほしいの?ほしくないの?』 「そっ、それはぁ、、、。」 「あ、あの!!た、助けてください!私がいじめられているんです!」 …。 ……。 …あ、なるほど。 『さっきからコレ呼ばわりされてたのが君ね。オッケー オッケー。』 「こ、コレ。確かに呼ばれていましたけども。」Σ(゚Д゚)ガーン 『まぁ、いいや、ちょっと君達俺もう行くね?』 「え、コレ置いていくのぉ?」 『いや、この子は連れて行くよ?ねっ?』 「ドキッ!あ、ありがとうございます!」 よし、行くか。ふぅ、やっと、落ち着いた。
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