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ストッ
『ねぇ、一応言っとくけど、一人対多数人はダメじゃない?』
俺が木の上から飛び降りると、皆固まってしまった。
まぁ、そりゃいきなり人が文句言いながら飛んできたら驚くよな。
と、思っていたら
?「な、何よ!あんたには関係ないでしょ!」
?「そ、そうよ!だからさっさとどっか行きなさいよ!!」
あっ、いいの?ラッキー。
『あっそ。じゃ、そうするわ。』
「えっ!?あのー、私……。一応リンチされているのですが、」
「そ、そんなにあっさり引いちゃうのぉ、えー。」
えー。って言われても、俺の方がえー。なんだが、てか、なんで俺がこんなに言われてんの?謎
『だって、君らが「どっか行けよクソ野郎。」って言ってたし、俺的にはその子と面識ないし、初めましてだから。』
「え、ちょっと待ってぇ、そこまでぇ、言ってないんだけどぉ。それにぃ、はじめましてでもぉ、普通、助けなぁい?コレ、一応リンチされているんだよぉ?」
『……それさ、君達が言うの?リンチしてんの君達じゃん。』
「、、、わたくし、初めてこんなに薄情な人に出会いましたわ。確かにわたくし達がコレをリンチしようとしていましたけれども、流石にこれは可愛そうですわ…。」
……何故皆も頷いているんだ…。
『もう、本当に意味わかんない。助けてほしいの?ほしくないの?』
「そっ、それはぁ、、、。」
「あ、あの!!た、助けてください!私がいじめられているんです!」
…。
……。
…あ、なるほど。
『さっきからコレ呼ばわりされてたのが君ね。オッケー オッケー。』
「こ、コレ。確かに呼ばれていましたけども。」Σ(゚Д゚)ガーン
『まぁ、いいや、ちょっと君達俺もう行くね?』
「え、コレ置いていくのぉ?」
『いや、この子は連れて行くよ?ねっ?』
「ドキッ!あ、ありがとうございます!」
よし、行くか。ふぅ、やっと、落ち着いた。
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