第1章 つまらない日々

7/11
前へ
/30ページ
次へ
佳奈side 初めまして皆さん!大西 佳奈です! 私は今年の5月にこの学園に首席で転入してきました。 、、 、ですが5月という中途半端な時期に来た私はとても浮いていました。 その事もあり、私はクラスでいじめの対象にされていて、その日も掃除当番を押し付けられ帰るのが遅くなってしまいました。 そして、暗い道の本当の恐ろしさを甘く見ていた私は暗い細道から帰ろうと考えました。 細道は人が全然いない町外れで治安が悪いことで有名でしたが、私は知らずにそのままそこに入ってしまいました。 するとすぐにある暴走族に絡まれてしまいました。 私では圧倒的に力でも体格でも負けてしまうのは目に見えていました。 私はもうダメだと諦めかけてしまったその時、私を助けてくれたのが火龍の皆さんでした。 火龍の皆さんはとても強くて15分程度で暴走族を倒していました。 私は気が抜けてしまいその場に崩れ落ちてしまいました。 すると、不知火の総長さんらしき人が声を掛けて来ました。 総「おい、お前大丈夫か?」 佳「あ、はい大丈夫です。助けてくださってありがとうございます!」 私はすぐ大丈夫です、といい立ち上がろうとしたのですが、恥ずかしながら腰が抜けてしまい立てなくなってしまいました。 それで困っていますと、また総長さんらしき人が声を掛けて来ました。 総「なぁ、お前さ、俺らの姫にならないか?」 佳「・・・」 総「・・・・・・」 佳「は、はい?あ、あの、よく聞こえなかったのでもう一度聞いてもよろしいでしょうか?」 総「はぁ、だから俺ら、不知火の姫にならないかと聞いているんだ。」 佳「は、はいいいぃぃぃぃいい!!!?」 「「「「ええぇぇぇぇぇぇええ!!!!?」」」」 そう、これが私が姫になった日のお話です。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加