第1章 つまらない日々

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その事はすぐみんなに知りわたってしまいました。 するとやはり今まで以上のいじめが始まりました。 その事はまだ不知火の皆さんには話していません。 いじめの内容は最初は無視から始まり、物が少しずつ無くなっていく様なものでした。 しかしそれは優しいもので、日が立ちにつれてどんどん酷くなっていきました。 ーーー  ーーーーー この日は裏庭に呼び出しをくらい来てみたら案の定女子達が私を睨んでいました。 「ーーーー!ーー!」 「ー!!ーー!」 「ーーー!!」 あぁ、また何か言われているんだろうな…とぼんやりと考えていると、 「あんたはここで倒れているのがお似合いよ!」 バッと女子の一人が手を振り上げ私を殴ろうとしました。 否、殴ろうとしていました。 『ねぇ、一応言っとくけど、一対多数人はだめじゃない?』 えっ?! 女子が手を止め声がした方をむいたので私もつられて見てしまいました。 するとそこには ある意味有名人の“中村 翠“が空から飛び降りてきたのです。 顔はいつも黒色のフードを深くまで被っており、見た人は1人もいないということを聞いていました。 皆さんいわく、不細工顔かもと言うことです。 そんなことを考えていたら。
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