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『って言うか、あんた、とーさん責めてばっかりいるけどさ、あんた何やってんのよ』
それに重ねるようにケイが言う。
『何って、なによ』
『やればいーじゃん、洗濯でも洗い物でも』
『何で私が!』
『だって、おとーさん大変じゃん。手伝ってあげなよ』
『あんたは、何かやっているの』
ケイの言い方に、カチンと来た私はそう言った。
『やっているよ、ケイは。去年の冬から、おかーさん、おばあちゃんの介護しているから、家のこと』
それに、麻衣が口を出した。
『えっ……?』
『その節は、お世話になりました。って言うか、今もお世話になっているけどね』
『どういうこと?』
二人の話している意味がわからず、私は尋ねた。
『麻衣の家は、母子家庭じゃん? だから、私より家のこと経験積んでいるから、色々と教えてもらっているのよ』
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