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二人がそんなことを話していることなんて、私は全然知らなかった。
『私……聞いてないんだけど……』
『まあ……わざわざ話すことでもないと思ってね。でも、さすがに始めの頃は、いろいろわかんないことも多くって』
『ケイが嫌がるから、私から話すこともできないでしょ? 私の場合、母親が看護師だからねー。弟妹もいるし。必須的にやるしかなかったって感じもあるからね』
ごめん、と言葉を続けられると何も言えなかった。
『とりあえず、洗濯からやったら?』
呆然とする私をとりなす様に、麻衣がそう提案してくれた。
洗濯は自動だから、その間に色々できるし、タイマーにセットしたら朝には終わっているから、と。
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