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電車
駅に向かう途中
君と何を話したのか
正直言って覚えていない
雨が降ってて
二人で相合い傘をした…
いつもは無口な君が
今日はよくしゃべっていた
疑問よりさきに悲しみがこみ上げた…
僕は今日
この町をでる…
ホームで見送ってくれた君は
泣きながら笑ってた…
線路を走る電車
窓から見る景色は
どれも鮮やかで
心をふるわせた…
いつの間にか
僕は泣いていた…
溢れる涙も
口から漏れる声も
止められずに
君を思いながら…
ただ泣いていた…
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