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結局、先生への思いは消えず、むしろ、思いは募るばかり。
教室から見える桜の木は、すっかり青々とした葉桜に変わっていた。
ゴールデンウィークはどうしよう!?
そんなことを考えていたある日、大河内先生に、放課後、理科室へ来るように言われた。
一体、何だろう!?
私、何かやらかしちゃった??
理科、苦手だからなぁ……
理由はよく分からなかったけれど、とりあえず、理科室へ……
ガラッ
理科室の扉を開けると、何とも言えない理科室特有のニオイが鼻をつく。
壁の棚には、ビーカーやフラスコ、薬品等が整然と並んでいる。
理科室にしかない、背もたれのない角ばった木製の椅子に座り実験用のテーブルの上のノートを見ていた先生が私を見上げた。
「あっ、葉山。ちょっとこっちに座って」と言いながら椅子を指差した。
私は内心、心臓が止まりそうなほどドキドキしていたけれど、なんとか平静を装い、先生の隣の椅子に静かに腰を下ろした。
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