第2章

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「今の家や環境に何の未練もないからいーの。でも、同居をすすめてくるって事は、わたしの毎日飲む血液について何か考えがあるってことよね?」 一番気になっていたことを聞いてみる。 「ああ、もちろんさ。それについては考えがある。今日の夜、分かるよ」 「ふーん。今すぐには教えてくれないのね。わかったわ。夜まで待ってあげる」 湊斗は「なまいきだなぁ」と苦笑すると言った。 「じゃあ、今日は小夜の引っ越しをしよう。早い方がいいだろ?」 「ええ、そうしましょう」
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